・株主総会決議取消訴訟
・取締役報酬請求訴訟
・取締役の第三者に対する責任訴訟
・株式会社の特別清算手続
・賃料増額請求訴訟
・境界確定訴訟
・建築訴訟
・建物明渡請求訴訟
・著作権訴訟
・共有物分割訴訟
・区分所有法59条競売請求訴訟
・養子縁組無効確認訴訟
・交通事故訴訟
概要
1 簡易な信用調査の方法
2 債権回収という観点から見た契約書のチェックポイント
3 所有権留保
4 商品の引揚げ(自社商品/他社商品)
5 動産売買先取特権
(大分県佐伯市内の介護施設)
取り上げた事例:転倒事故、誤嚥事故
第1章「むち打ち損傷の歴史」
第2章「むち打ち損傷の分類」
テーマ:調査・説明義務①(宅地建物取引に伴う課税の調査、説明義務など)
テーマ:調査・説明義務②(取引対象物件の瑕疵の調査、説明義務など)
テーマ:不動産仲介契約の特質について
テーマ:売買仲介と販売代理について
テーマ:不動産売買における説明義務・情報提供義務③
法務担当者が取引基本契約書の作成をする場合に頭を悩ますのが、基本契約と個別契約との関係である。本書は、フランス法の「枠契約」の概念の検討から出発し、継続的取引の種々の問題を考察するものであるが、「枠契約の目標を達成するためには適用契約の締結が必要だが、適用契約は新たな合意によってのみ成立すべきものであるから、契約自由の原則により、その不成立の余地も残されていなければならない。ここに、ムスロンらのいう「拘束しつつ自由にしておく」という枠契約のパラドクスがある。学説が分かれるのは、これをどう考えるのかによる。」(51頁)等、随所に、基本契約と個別契約との関係を考える上で示唆に富む記述があり、企業法務に関わる方にとって必読の法律書である。
中田先生の初の基本書である。文書スタイルは、川井健先生を彷彿とさせるが(私だけかもしれないが)、内容は斬新であり、読んでいて飽きない。出典が細かく明記されているのも、信頼が置けるところである。実務家として民法を学び直すには最適の基本書である。
日本を代表する刑法学者団藤重光先生(1913~2012)による1986年発行の書。牧野英一先生、小野清一郎先生を始め、歴代の著名な刑法学者が多数登場し、現代刑法学の潮流が分かる。混迷の現在だからこそ、法学徒であれば、是非読みたい一冊。
これまで民法学者による研究が手薄な分野であった債権譲渡について、比較法的観点も含め多角的な観点から、深遠な思索に基づいて研究成果を記した書。法律実務家が仕事の合間に読みたい一冊。
新堂幸司先生の「新民事訴訟法」の解説本と言われることもあるが、注の部分が、とにかく感動の連続である。緻密な法的思考方法を身に付けたい方には、この本がおすすめ。
むち打ちについて、分かりやすく解説した書。法律書を読むのに疲れたときに、理科系の本書を読むのがおすすめ。